
この年、吉永さんは岸宏の後をついて滑っていました。そして、3月の末日に吉
永さんは東京に帰りました。その翌日、4月1日にスクールの若い者が「宏さん、
吉永さんからお電話です」と宏を呼びに行きました。
宏はそれは嬉しそうな顔をして2階から降りてきました。昨日までのお礼の電話
でもかかったと思い、受話器をとりあげ「もしもし」・・・
何の返答もありません。切れてしまったのでしょうか。
いえ、宏はエイプリルフールに引っかけられてしまったのです。いやぁ?、見事
なもんでした。22年も前の話です。
若山邦紘